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2008-01-22 Tue 19:45
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例えば、夏休みに長い休暇を取ることができたあなたは家族と一緒に豪華客船に乗って世界一周旅行をしていたとしましょう。しかし、折悪しくその客船は、未曾有の大暴風雨に巻き込まれ、船長の努力もむなしく、あえなく沈没してしまいます。
あなたとあなたの家族は、命からがらなんとか見知らぬ無人島に漂着しました。翌朝、よく調べてみると、なんとか無事に無人島に流れ着いて命拾いしたのは、あなたの家族も含めて10家族だけ。 これは長期戦になると覚悟した生存者は、それぞれに雨露をしのぐための家を早速造り始めます。無人島で生活を始めて1年が過ぎた頃、みなはこの島で生き残ることを覚悟し始めます。 あなたが大工仕事が得意なことを知った他の家族の友人が、あなたに仕事を持ちかけて来ました。 「俺の家の屋根を1時間で修理してくれないか。代わりに俺たちは君ら家族のために1時間ココナッツ絞りをするから」 「もちろん!お安い御用だよ」 あなたは1時間の屋根修理と引き替えに、ココナッツジュースを手に入れることができるわけです。これを「価値の交換」といいます。 しばらくすると、また別の友人が訪ねて来てこう言います。 「1日5時間、君と君の家族のために魚釣りをして来るから、君は1日5時間、ボクとボクの家族のために薪拾いと水汲みをしてくれないだろうか」 これも問題ありません。あなたは、あなたとあなたの家族のために、労働という価値を交換するのです。 しかし、これでは「進歩」がありませんね。このまま、「価値の交換」を続けているだけでは、生活の向上はないよなと、賢いあなたは思います。 そして、起業家精神旺盛なあなたは「あること」に気づきます。この島では毎日3時間掛けて、遠くの山まで飲み水を汲みに行かなければなりません。これはかなりの重労働です。蛇口をひねれば水が出てきた都会の生活が今となっては懐かしい限り。 あなたは、あなた自身とあなたの家族の肉体的な苦労を少しでも減らすためにあることを決意し、島に住む全家族に集まってもらってこう切り出しました。 「みんな、私達は1日3時間掛けてあの山まで水汲みに行っている。そんなみんなの苦労を少しでも、私は減らしたいと思う。私は、あの山からこの村まで、竹で組み上げて水道管を作ろうと決意した。これが成功したら、みなさんにも、その水を分けてあげる。その代わりに、私と私の家族のために1日1時間だけ働いてくれないだろうか。」 島の人達は、もちろん大喜びで賛成しました。あなたは、1日のうちの空いた数時間を利用して、せっせと山から村まで竹を組んで水道管の敷設工事を開始しました。 でも、これは大変な危険を伴うものでした。言ってみれば、リスキーな仕事だったのですから。考えられるリスクとしては、完成してもうまく水が流れないかも知れないということ。もうひとつは、工事の最中に岩場で足を滑らせて大怪我をするかも知れないということでした。 しかし、細心の注意と綿密な計画によって、あなた自身も大した怪我をすることなく、水道管敷設工事は成功しました。新鮮な飲み水が山から村までうまく流れるようになったのです。村では今まで往復3時間掛かっていた水汲みを、村にいながらにしてたったの5分で済ませることができるようになったのです。 もちろん、あなたはその勇気と巧みさと技術と大胆さにより、1日9時間の「時間」を新たに獲得することができました。さらに、あなたとあなたの家族は簡単な家事以外の一切の労働から解放されることになりました。 さてさて、この物語には続きがありますが、それはまた次ぎのエントリーで。それまでにこんな宿題を出しておきたいと思います。これを読んであなたはどのような解釈をしたでしょうか??では、また次回! |
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